
VBAでのセルの指定方法はいくつかあります。目的に応じて使い分けることができます。
✅ 基本のセル指定方法
1. Range(“A1”)
最も基本的な方法です。
Range("A1").Value = "こんにちは"
2. Cells(行, 列)
行番号と列番号でセルを指定できます。
Cells(1, 1).Value = "こんにちは" '→ A1と同じ
Cells(2, 3).Value = "テスト" '→ C2
3. Range(“A1:B3”)
複数セル(範囲)を指定します。
Range("A1:B3").Value = "まとめて入力"
4. Range(“A1”, “B2”)
始点と終点を指定して範囲を作成。
Range("A1", "B2").Interior.Color = RGB(200, 200, 255)
5. CellsとRangeを組み合わせる
Range(Cells(1, 1), Cells(3, 2)).Value = "複合指定"
🔄 相対的なセルの指定
6. ActiveCell.Offset(行, 列)
現在アクティブなセルからの相対位置。
ActiveCell.Offset(1, 0).Value = "1つ下に入力"
7. セルの名前で指定
Excelの「名前定義(名前付き範囲)」を使っている場合:
Range("MyNamedCell").Value = "名前付きセル"
✅ 応用:Worksheetを明示する
Worksheets("Sheet1").Range("A1").Value = "シートを指定"
🔍 よく使う操作の例
操作 | コード例 |
---|---|
値を取得する | x = Range("A1").Value |
値を代入する | Range("A1").Value = "Hello" |
背景色を変える | Range("A1").Interior.Color = vbRed |
セルをクリアする | Range("A1").ClearContents |
セルを結合する | Range("A1:B1").Merge |