VBA 反復

VBA（Visual Basic for Applications）での「反復（繰り返し処理）」にはいくつかの方法があります。以下に主な反復処理の方法とその使い方を簡潔に説明します。

🔁 VBAで使える反復構文（ループ）

決まった回数だけ繰り返したいときに使います。

Dim i As Integer
For i = 1 To 5
    MsgBox "回数：" & i
Next i

コレクション（例：セルの範囲や配列）を順に処理したいときに使います。

Dim cell As Range
For Each cell In Range("A1:A5")
    cell.Value = "反復中"
Next cell

条件が「True」の間、繰り返します（前判定）。

Dim i As Integer
i = 1
Do While i <= 5
    MsgBox "回数：" & i
    i = i + 1
Loop

条件が「Trueになるまで」繰り返します（前判定）。

Dim i As Integer
i = 1
Do Until i > 5
    MsgBox "回数：" & i
    i = i + 1
Loop

条件を後で判定したい場合（最低1回は必ず実行）

Dim i As Integer
i = 1
Do
    MsgBox "回数：" & i
    i = i + 1
Loop While i <= 5

ループ内で条件が変化しないと、無限ループになります。カウンターや条件を必ず変化させましょう。

ループの途中で抜けたいときは Exit For や Exit Do を使います。

For i = 1 To 10
    If i = 3 Then Exit For
    MsgBox i
Next i